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2012年9月18日 (火)

Depression Rites

1つ、進む。
1人で、進む。

0時就寝、4時覚醒、6時起床。
睡眠時間、4時間半程度。

それまでの習慣が抜けなくて、
チィーナさんのお世話時間を区切りとした生活から抜けきれない。
たぶんココしばらくはドウにもならないだろうと感じる。

早めに目が覚めたが、結局はいつも通りに起きた。
このままチィーナさんのお世話がないと思うと、力が抜けてしまう。

…今日の予定は午前中にチィーナさんの火葬。
そのため会社は午前休を申請する。
ゆえに、わざわざ6時に起きなくともイイのではと思うが、
そんな簡単に今までの事を切り換えて考えられるはずがない。

しかしながら、予約までには十分な時間があるので、
色んな感情を飲み込んで、努めて冷静になるように頑張ってみたり(w

準備。
冷蔵庫からチィーナさんを引き出す。
…昨晩深夜になり、腐敗が恐ろしくて、とにかく冷やす事を考えた挙げ句、
冷蔵庫の野菜室へ入れてしまったのだが、正常な判断だったかというと、何とも(;´Д`)
昨晩においては、湿度気温共に高かった為、
このまま部屋に寝かせていたら、きっと口鼻肛門から体液が出る! と恐れた。
…なにせ、月曜日の朝にフードを与えてから、排泄はなかったので、
食べたダックスープはそのままお腹の中に残っていると思うと、さらに恐怖した。
…火葬までに、色々と液出ているチィーナさんを見るのは嫌だ、と言う思いが強く、
それゆえ苦肉の策として冷蔵庫で遺体を保管となったのだが、
これが正しい事だったのか? と言う検証はこのさい後回しにしたい。

ただ、タオルにくるまれて出てきたチィーナさんはただ眠っているようであり、
汚れもなく、綺麗なままで、ただ体温が冷たいと言うだけだった。

死後硬直は、筋肉の方は解かれていなかったが、
内臓などの柔らかい部分は既にグニャグニャであり、
持ち上げる時に注意していないと、なんだか破けてしまいそうな気がした。
…昨晩はあんなに硬かったのに、もうユルユルなんだなと思うと、
氷が溶ける状態を連想してしまい、どうしても緊張して肩に力が入ってしまう。

そして、慎重にペットバッグに入れた。
いつも通院で使っていた緑色の小さなペットバッグ。
大きなキャリーケースではなく、ちょっとソコまで出かけるのに使った、バッグ。

まるで生きている時のように扱うけれど、
先ほどまで冷蔵庫に入れていた人の思考かと思うほどのギャップは、
やっぱりどこか色々とアタマが壊れていたのかもしれない(w

そして、時間に合わせて車を出した。

市でもペット用の火葬施設があるらしいが、いろいろと考えた結果、
個別な対応と時間的調整ができる私設ペット斎場を選んだ。
地元の施設であり車で10分程度の距離なら、これ以上の贅沢は言わない。
…そんな感じで、昨晩のウチに火葬の予約を取ってた。

時間通りに到着し、火葬。
あとは、静かに、待った。

10時半頃、帰宅。
チィーナさんは、小さくなった。
コップ程度の骨壺に、チンマリと収まり、ウチに帰ってきた。

自分自身には何かやり遂げたような感じもあったが、
PC部屋こと、魔窟に戻って定位置にチィーナさんを降ろしても、
灰になったと言うコトにサッパリ実感が湧かない。

チィーナさんが、どう変わったのか?
何か変わったんだろうけど、チィーナさんであること自体には、全く変化がない。

チィーナさんは、ウチに帰ってきた。
そしてペット毛布にいる。

それで、満足した。

とは言え、理性は働いているモンで、
一息ついてから、報告の電話をする。

おおはし動物病院
たくさん、数え切れないほどお世話になった。
急患や、時間外、入院など、多くの迷惑を掛けて、これまで親身にしていただいた。

できれば出向いて心からの感謝を申し上げたかったが、
時間的制約にて、直接うかがうことができなかったので、
恥ずかしながら、電話にて、このトコを報告した。
…診察時間だったのでご迷惑かと思った為、先生とは話さなかったが、
それでも、少しでも「ありがとう」が伝わればと、思って受話器片手に頭を下げていた。

昼。
出勤。

チィーナさんが亡くなったのに、仕事かよ!
と思うかもしれないが、自分自身、日常に没頭しないと潰れてしまいそうなので、
いつもの通りに、当たり前のように、午後からの仕事に向かった。

到着後、昼休み時間を利用して、
コンビニで買ってきたサンドイッチ2包みで昼飯にする。

…しかし、
二口食べて、終わった。
…美味しくない。 味がしない。
…食べたくない。 喉を通らない。

食欲が皆無。
…午後から仕事するのに、エネルギーが足りないのは理解できるが、
それをどんなに頭の中で考え、不食の弊害を自身に言い聞かせても、
三口めは、なかった。

理性や思考、表に出る人格は平常通りに振る舞おうとしても、
精神的な内部にある無意識に直結する感情は、ズタズタで、鬱だった。

昨晩は、食べていない。
朝は、牛乳を飲んだ。
斎場で、コーヒーを飲んだ。
昼、食べることができない。

…ああ、そうだ、
思い出した。

これは、
あの時と同じ、鬱だ。

対外的な理性と、内面的な感情が乖離し、
理想と現実で何もできなくなる絶望。

…とは言え、時間は誰にでも平等に進むモノで、
取り合えず、食べられないサンドイッチを包み直して、午後の仕事を迎えた。

仕事。
定期点検物件で、それなりに慌ただしい。
さらに欠品などが出たり、来場者対応が多かったりと、
気落ちして悩んだりしている暇など無いモンで、
忙しさによってメンタル的な誤魔化しができ、気は楽だったかもしれない(w

帰宅。

雨。
たぶん晴れているより、気分が落ち着く。
泣いているのは自分か空か、などとガラにもなく思うが、
落ち込んでいる時には、落ち込んだ雰囲気が似合うというモノで、
この感情を大切にしないと、自分が悲しむことができることを忘れてしまいそうな感じ。

…ほんとうに、
いま自分が悲しいのか、
その確信が持てないから、
頭の中がダメになっている、
と、暗い雲を見ながら溜息つく。

帰着。
チィーナさんのお世話がない。
脱力感が、ハンパ無い…

夕方に、配達物が来る。
…通販した憶えはなかったので、何だろうと思ったのだが、
花キューピッドだった。

送り主は、おおはし動物病院

有り難く受け取り、
チィーナさんの後ろに飾った。

Xz1p9180406

ペット毛布を二枚。
かけた方の毛布を頭の部分だけめくり、
ソコから頭を出して、チィーナさんはムニャムニャと寝言を言うの。

それを模して、いままでと変わらず、
めくった毛布から頭を出すように、遺骨をおいていた。

そして、空いているスペースに、お花をおいたの。


……
………それを見てね、
チィーナさんが、寝ていないんだな、と実感したの。

もう、寝言が、聞こえないの。

…そのかわりに、
泣き声が聞こえるの。

みっともなく、オイオイ泣いている、自分の声が。

グチャグチャに泣いて、悲しんでいる、自分の声が、聞こえるの。

お花を見て、
感情の整理が着いたような気がする。

悲しむことができるのは、幸いだ。
私は貴女といた幸せな過去を、忘れないから。

…あとは、寂しさと、消えた距離感への戸惑いを、どうにかしなくては。
きっとコレは時間が癒やしてくれると思う。

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コメント

お悔やみ申し上げます。
RSS経由で拝見していましたが、ずっと気にかかっていました。
心から寄り添われている管理人さんの姿もとても印象的でしたので。。。

投稿: ストカ | 2012年9月19日 (水) 22時26分

ストカ様、コメントいただきましてありがとうございます。
ご心配いただきまして心から感謝申し上げます。

チィーナさんが亡くなり、はや3日目の木曜日ですが、
それなりに日常を回復してきまして、ペットロス等の重傷にいたらずに済みそうです。
これが、何かの予兆も為しにだったら、心の在り方が違ったかもしれませんが、
病気になったことは不幸なことだったとは言え、
それからを悔いなく精一杯のコトをして過ごし、
その時が来るという覚悟を常々持っていましたので、
この悲しみを受け止めるコトが出来たと思います。

しかしながら、「チィーナさんが居た」時の習慣などは抜けきれず、
悲しみよりも、戸惑いの方が大きく感じています。
a/d缶、アイソカル、凍らせたダックスープなどのフード類をどう処理するか悩み、
PC部屋に敷き詰めたペットシーツをなんだか撤去できない感じです。

…無論、このままでは心の整理もつきませんので、
今月中には気持ちを切り換えるようにしたいと考えています。



…で、
しばらく時間をおいて、落ち着いたら、
またフェレットを迎えたいなぁ、と思っていたりしてるんですよ(^^

投稿: ひろひら | 2012年9月20日 (木) 19時27分

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