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2011年7月17日 (日)

TB W4-930SAダブル配置、密閉型スピーカー製作記 その2

では、引き続き前回の続き。
前回は密閉型スピーカーの板材作製まで。

自分的には配線作業、組立の流れで、後半という位置付けで。

7月9日。

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既に作ってある配線だが、これは以前に作った大型2wayスピーカーの部品だったもの。
15L程度のスピーカーにDAVIS 13KLV5MA等やネットワークを取り付けて作ったが、
使用頻度が少ない事と、またもやデザインの不釣り合いで、結局バラした。
その時外した使い回しの配線となるが、あの時捨てずに取っておいて正解だったワ(w

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しかし、今回は配線2本に対してターミナルが1つ。
丸端子の方も取り付けに一工夫が必要か。

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とりあえず端子側の変更。
右が製品の状態で配線取付の端子がついているが、今回は必要なし。
よって左側のように端子を取り除き、菊ワッシャーを挟んで固定した。

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配線側だが、名残惜しいが旧端子君とはバイバイしなければならない。
で、ぷつんと(笑

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更に電工ペンチで被覆を剥く。
長さは5mm以下程度で、特に計測していないので、見た目にテキトウで(w

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そして、2本を捻って、新丸端子に差し込もうと思うが、
当然の事ながら太くなりすぎて入るはずも無し(苦笑

…で、ここで当然の事ながら悩んだ。
手持ちの端子の数が6コ。
配線のために必要となるのは8個分である。
言わずとも分かるように、足りない。

だからと言って買い足しに出かけるのも面倒な話しで、
どうにか楽できないかと、暫し悩む。

でだ。

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端子の配線差し入れ部分を切って、拡げた。

ヒントはファストン端子の配線カシメ部分。
これと同じようにやれば、多少太くとも問題なかろうと閃いた訳だ。
…人間追いつめられると、意外なアイディアが振ってくるものだなぁと(w

ソレと今更ながら写真を見て爪の汚れが気になるなぁ、と(;´Д`)
言い訳じゃないが、油汚れの作業とかサンディングとかやっているからなぁorz
読者様にはお目汚しとなり、申し訳ない限り(謝

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やはり太いが、カシメる分には問題ない、と思いたい。

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そして電工ペンチの開きをカシメる部分で、目一杯の力でカシメる。

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どうよ!(笑
何とかうまくいった、感じで。

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ソレにスリーブを被せて、準備OK。

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4本になるように加工して終了。

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ソレをターミナルへ取り付ける。
この写真では分からないが、スピーカーの配列は並列になる。
直列の方が良いのか悩みはしたが、加工が楽な方を選んだ。
難点はインピーダンスが半分になると言う事。
果たしてこれが吉と出るか凶と出るかは分からない。
…単にアンプ側の問題だけで、音質的な変化は直列でも並列でも変わらないかも。

また端子取付は緩み止め処置としてダブルナットを用いた。
ナット1つとロックタイト塗布でも良かったかもシレンが。

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さて、残すは組立となるが、今回からコーナークランプを用いる事にしてみた。
某ホームセンターからショップブランドで2つ一組の安価な物があったので購入。
これからは少しは便利になるかな?

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まずは仮止めをして状態と接着位置の確認。

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と言う事で、タイボンドタイトボンドで躊躇無く、接着へ。
まずは天板から。

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接着後はハタガネでしっかりと固定。
コーナークランプは直角を出すためにも有効。

その後で底面を接着へ。

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接着部分は4箇所、ハタガネも用いてしっかりと固定する。

余談だが、内部コーナー部に補強材などを用いて強度を増す事も考えたが、
それをやり始めると音響的な補強等もやりたくなってくるので、手間を考えて止めた。
無論、やった方がよいのだが、メンドウだったというのが本音で(w

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両方とも接着して、暫く待つ。

更に余談だが、「タイボンド」じゃなくて「タイトボンド」がホントの呼び名ね。
ずーっと間違って記していたorz…直ぐに他記事へも修正せねば…

待つ事、2~3時間くらい?
まぁ30分ぐらいで固着するのだが、実用強度を選るには1日は必要。
とりあえず家具のように荷重はかけないので、
問題ない程度で固着したのを確認してから、そのまま作業開始。

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側面の接着開始。
その前に幾つか下処理をしてたりするが、ここでは省略。

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そのままパタンと蓋して、

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接着位置の微調整。

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ひっくり返したら同様に最後の面も接着する。

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そのまま何も考えず、

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パタリと接着。

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微調整後、ハタガネでしっかりと固定する。

はみ出たボンドは濡れたウエス等でキレイに拭き取る。

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両方接着して、今日の作業は終了。

7月10日。

ハタガネを外し、しっかりと固定されたのを確認してから、
残りの作業を開始した。

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あまり吸音しすぎても面白くなかろうと、天板と背面に使い回しのシンサレートを接着。
…ええ、これも“使い回し”でございまして、中古サンでござんす(w

板そのものがあまり響きが良くないので、どちらかと言えば吸音作用があるかと。
ゆえに一番影響があると思われる天板と背面に吸音材を配した。

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では、ようやくスピーカーユニットの取付へ。

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と言っても大したこともなく順調。
場合によっては端子がスピーカー開口部より外側にある物も存在するので、
この時はふたたび木工ヤスリのお世話になる事もある。
…まぁ、今回は何も問題なし。

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先にも確認していたが、実際に形になると思うと感慨無量。

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ネジ穴オニギリ君があるので、ソレを隠すためにもワッシャーを使用した(w
後は六角ボルトを締め付けて、組立作業を終了する。

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なかなか堂々としていてイイじゃなイカ?

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リビングにてダブルフルレンジスピーカーの完成を撮す。

細部を見れば、まだ精度が出ていない点もあるのだが、
まぁまぁ大きな失敗もなく、結構簡単に出来上がったので満足する。

今度こそデザイン等で変更がありませんように(苦笑。

とりあえず塗装等の表面処理は行っていないのだが、どうするかが今後の課題。
暫くしてから考えるつもりだったが、クラフト紙でも貼ろうかと画策中。
…う~ん、でもこのままでも良いかもシレンねぇ(w

試聴。

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やはりアンプのボリューム位置は、通常のスピーカーの半分程度。
ソレでもレスポンス良く曇りのない音に聞こえるのは密閉型だからだろうか。

音質はフラット気味の緩やかな山形、やや中高音に強調感があるか。
低域は驚いた事に60Hz以下の重低音まで確実に再生している。
バスレフ型のような強さはないが、自然で音切れがよい低音が出ている。
全体的にカラッとしてメリハリがあり、音の暖かみはクールな方か。
定位感は普通で、音の配置は正確だがやや横に拡がるか。
音場もそれほど広くなくスピーカーより多少外に出る程度に収まる。
空間表現としてはスピーカーから前への表現の方が良いのだが、
奥行きという面ではスピーカー後方への表現力に劣るように聞こえる。
(部屋の音響空間による関連もあり、スピーカーのせいだとは一概に言えない)

使っている材料が安価のワリには随分と良い音となり、思いの外驚いている。
ここ暫くはこのスピーカーばかり使って聴いていたが、
これに耳が慣れると他のスピーカーの低音がわざとらしく聞こえて仕方がない(w

こもった感じの無い、明瞭快活な音は好みとも言える。
ただし響きや広がりと言ったスピーカーの鳴りに起因する部分はイマイチかも。
スピーカーユニットから発する音と言うのが印象に残るので、
スピーカーの設置場所、設置方法には気を使う必要があると思う。
…まぁ、後方バスレフではないので壁際配置もアリかもしれないなぁ…

現在、見栄えの点で考え中だが、
その様な事をしなくとも実用充分な実力のあるスピーカーになったと感じであり、
これでダブルフルレンジユニットスピーカー製作記を終了したいと思う。

これから作る人に参考になれば幸いである。

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