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2011年2月26日 (土)

プレ企画、セットについての雑感等々

この一週間で、バタバタと慌てふためきながら選定作業を行い、
普段は使っていない機器を取っ換え引っ換えイジっていた時には、
また新しい発見やモノの感じ方が出来て、結構楽しむ事が出来た。

とりあえず手持ちのモノから、中古店で気になったモノを集めたりして、
出来る限り自分の負担が少ない方向で動いたつもりだ。

よって、多少なりと特徴のあるスピーカとなったのだが、
それぞれに良いところがあるので、それが伝わればと思う。

Aセット。

30simg_2045

NHT SB1 & SAD-01

大きさが26cm(H)x16cm(W)x17cm(D)の密閉型スピーカー。
似た感じのモノにTangent EVOがあるが、コチラは比較的カジュアルな感じ。
SB1はかなりメリハリがきいて各音の粒立ちが良く、硬派な音を鳴らす。

確かにこの大きさでバスレフポートも無いから低域の伸びは良くないが、
その分、中低音がしっかりとした強さを持っており、低音の量感を補っている。
ドラムなど心理的に低音と捉えがちな音だと、ガツンとくる打音が強く響き、
それでいて素早く断ち消えるので、そのスピード感が気持ちよく聞こえる。
また中高音には適度に圧力を感じ取られて、しっかりと耳に届くのが分かる。
そのためか小音量でも音楽の細部が伝わってくる。

SAD-01はDAC付きの中華デジアン。
スペック的にはDACとしては現在主流のモノから劣るが、
値段などのバランスとヘッドフォン出力もある事を考えると、この大きさでかなり多機能だ。
ノートPC等と持ち運び、スピーカのある部屋に持っていけば手軽なオーディオが楽しめる。
音質としては残念ながら音域がやや狭いと感じざる得ず、今一つメリハリに欠ける。
ボリュームを上げても陰影が弱く感じられ、定位もぼやけた感じに聞こえた。
…悪い点を上げれば、高級機との差が目立つばかりで、この辺はどうしようもないが、
まずはコレだけでもPCと繋げば入門用としては十分なオーディオ環境が出来るだろう。

この2つの良さは、置き場所を選ばない事であり、
スピーカーはバスレフポートが無いことで、壁に接近しても音質に大きな影響は出ない。
アンプもPCモニターの隙間に入れたり、キーボードと一緒に並べても邪魔にならない。
…まだPCから音を聞く為に、
備え付けのピンジャックから音をスピーカーやヘッドフォンに出力している人には、
是非ともその違いを体験してもらいたいモノだと考えた。
特に小音量での違いは顕著になると思う。

Bセット。

30simg_2087

KEF Qcompact & TP41。

Qcompactは前回の企画でお流れになったモノなので、再登場となったが、
大きさのワリには低域が良く伸びるので、深みを帯びた音楽表現が出来る。
高音から低音までの音を出す部分(スピーカーユニット、バスレフポート)が、
それぞれ音響的にも近い位置にあるおかげで空間表現や定位感が良い。
そのためスピーカーの存在感が強く、置き場所、距離や向きなどで音が変わりやすい。
音の重心が中低音にあり暖かみのある柔らかい音質で、聴き心地は優しさを感じる。
しかしながら、そのワリには輪郭が甘く、ややこもり感があり、細部がボケる。
ガンガン!ガツガツ!とした音楽には合わないかもしれないが、
音域の広さと、フンワリと包み込まれるような雰囲気が好きな人には、堪らないだろう。

TP41。
中華デジアンでも、結構デジタル臭を感じる音質だと感じた。
硬質でメリハリが強く、高域の方に強調感がある為に少し耳には厳しいかも。
それでも音域は広めであり、低音の方もレスポンス良く鳴らしきると感じた。
高域側は先にも記したように強めに出ているような気がするが、
全体的な雰囲気では入力された音源を付帯感少なく忠実に出力してるように聞こえ、
人によっては面白みのない音とか、痩せた感じがする音だと言われなくもない。
そうであっても音のきめ細かさや、欲張らずに正確さを保とうとしているのが分かると思う。

この相反した性格の2つを組み合わすと、意外なほどにフラットな音質になる。
極端な硬さや柔らかさが薄れて、力強く引き締まった粒立ちの良い音が出て、
定位感や空間表現はそのままで、音楽ジャンルを問わない万能的な雰囲気となる。
思いの外、それぞれの強調感を打ち消しても良い点は残すので、面白い結果となった。

ちなみにDACは付いてこないので、PCオーディオ用途などでは別途入手されたい。

Cセット。

30simg_2071

ortofon Concorde 205 & LH-50MKⅡ

この組み合わせが、一番悩んだ。
と言うか、出さない方が評判を落とさずに済むのでは、と思ったほどに。
Concorde 205は非常に優等生的なスピーカーで、スケール感が二回りほど大きい。
しかしながらLH-50MKⅡは、性格に二面性を持ち、それが極端だから気難しい。
これらを合わせた時、操作1つで音質の変化が楽しめるので、マニア向けかもしれない。

Concorde 205については、本音を語れば、出すのが惜しい程に良いスピーカー(笑
大きさが22cm(H)x14cm(W)x21cm(D)程度の小型バスレフスピーカーであり、
音域は見た目より広めであり、心理的な試聴感ではもっと大きなスピーカーを想像する。
音場も広くてスピーカー間よりも外に音が配置されてるかと感じる。
おそらくはエンクロージャーの響きが良いおかげで、自然に近い広がりに聞こえた。
音質は極めて聴きやすくて悪い刺激感を感じさせないで、中音域が艶があり豊か。
低音のレスポンスも良く立ち上がりから消えるまで、スムーズで余計な音は出ない。
高音についてはやや角が立たずに、少し伸びが少ないように感じる。
…ただ、あまりにも普通と言えば普通であり、面白みのない音とも言えるかと思う。

LH-50MKⅡは暴れ馬(w
トーンコントロールが付いてあり、コレの有り無しをボタンにより切り換える。
無しでは中音ばかりが目立ち、低音と高音が付いてこれずに小音量では破綻する。
ボリューム位置を10時まで持ってきてから、ようやく当たり障りにない音質になる。
そこまで来れば力強さと繊細さが出てきて、ようやく人並みになる。
…しかし、トーンコントロールボタンを押すと急変する。
それだけでドンと音量が上がり、同じ程度に戻すには、ボリュームを落とす必要がある。
TREBLEとBASSのツマミを最小にしておくと、中高音ばかりが目立ち、スカスカだ。
それで少しでもBASSを触ると、一気に低域が持ち上がってしまい、中音抜けになる。
しかしながらTREBLEとBASSを調整してもドンシャリ傾向から変わらずのままだ。
おそらく時間を掛けて微妙な調整を行えば適度な状態になるのかもしれないが、
何れにしろツマミ位置が9時頃までいくと、中抜け状態になるので、中立が分からない。
…音感が優れている人にとっては、難しい調整でもないかもしれないが、
私みたいな素人に毛が生えた程度の人だと時間が経つにつれて耳が慣れてきてしまい、
いったい、どこからどこまでが、本来あるべき音質になるのか見当が付かなくなる。
…しかしながら、その様な状態であっても考え方を変えれば、
その時々で音質をかえられるので、弄り回して遊ぶ楽しみとしては、面白いと思う。

この2つを組み合わせたとして、どの状態で本来の音質と言えるのか判断つかない。
ゆえに、これは別々のモノとして使い回した方がオーディオ的には有益かと思う。
特にConcorde 205についてはサイズを超えた音の広がりと、聞きやすさがあり、
作業時のBGM用途として刺激の少ない音の聴き方をすれば良いかと思う。
…で、逆にLH-50MKⅡについてはアンプに齧り付き、グリグリ弄り回して、
好みの音質になるまでジックリとセッティングする楽しみ方があると思った。

…個人的な見解だが、音量さえ気にしなかったらこの組み合わせでも充分と思う。
Concorde 205は重低音や金属的高音は乏しいので、LH-50MKⅡで調整すればいい。
そうして好みを見つけていくのも、有りだと感じた。

以上、3セットについての雑感であるが、
ネット上の情報等も参考にして、自分に合うモノを選んでいただければと思う。

…ちなみに、A、B、Cの並び順だが、
定価の値段で並べてあるというのは、ここまで読んでいただけた方との秘密だ(笑

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