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2011年1月 7日 (金)

Depression Rites : normal condition

分からない状態で作業を取りかかり始めるも、思い込みで失敗。
…どんな時も基本は忘れるべからずで(;´Д`)

1時半就寝、6時起床。
睡眠時間、4時間半。

基本的には問題なく過ごすはずだったのだが、
チョットしたヘマで時間がかかることがあった。

仕事中に、とある物品が持ち込まれる。
依頼内容は作動油の補給をして欲しいとのことだった。

しかし、持ち込まれた物品は私が初めて見るものであり、
似たような物品をいくつか弄ってはいたが、多少形式が違っていた。

パッと見たところでは作動油の補給口は見当たらない。
はて、どうしたものかと考えていたら、依頼してきた方が、
「底面の蓋を外して、中を抜くらしいよ」と言われる。

よって一緒に作業を始めることになったが、
いきなり躓いた(w

底面の蓋が特殊で通常の工具では外せそうも無い。
レンチを使うようなのだが、形状的に大きなレンチは入りそうにも無い。

とは言え、この物品があると言うことは、
ウチにはそのための工具が有る筈なのだ。

…が、先にも書いたように、
自分としては初めての物品であり、無論、作業をしたことも無いから、
職場のどこにそれらしい工具があるのかわからなかった。

それでとりあえず図面を読もうとしたのだが、
物品は年季モノであり、モデル表示が潰れて読めない。
かろうじてメーカー名がわかる程度だったの、そこから調べるしかなかった。

…で、そのメーカーの図面が少数ならまだ良かったのだが、
異なった型番で同じような形状のものが多数あるので、
とにかく似た様な物を探し出すだけでも混乱しそうだった。

まぁ、それでも似たようなモノを探し出して、図面を見る。
特に取扱説明書のような物はない。
…ざっと目を通したが、特殊工具の呼び出しも無く、分解図だけだった。

こうなってくると仕方が無いので、
職場内にある保管工具を総当りで調べることになる羽目に(汗

で、
その内にレンチのような外形に合わせた工具を用いるのではなく、
蓋に作られた凹みを利用するのではないかと、依頼された肩が気が付き、
目線を変えて探し始めたところ、それっぽい物を見つけた。

そうして蓋にある長方形の凹みに合いそうな特殊ツールで力を加えて、
なんとか裏蓋のネジを弛めることに成功する。

…まぁ、よくよくそのツールを見てみれば、
消えかかったマジックでその物品のメーカー名が記されていた。
このツールはピッタリに作られていなかったので、違う型番用の物と思われるが、
要するに、そのような形状をしたツールを使うのだと判明した。
…後からその物品用のツールを発見することになる。

まぁ、とりあえず外したのだが、
出てきたのは、筒をふさぐ大きな円盤状のピストンと、
中心の軸とを取り付けるナットだけ。

はぁ? と思いはしたが、とりあえずレンチでナットを弛めてみようとする。
しかし、軸側の押さえが無いからピストンごと一緒に回るだけだ。
…その軸に六角レンチでも入れるのかと思ったが、軸には丸い凹みがあるだけで、
六角レンチなど引っかかりもしない。

これでさっぱり解らなくなった。
構造が単純だけに、行える方法は限られるが、その外し方がわからない。

ここまでで時間がかかってしまったので、
依頼された方は、そのまま物品を預けるので、
終わったら教えて欲しいと言って、自分の職場に戻られていった。

おそらくコトは簡単に終わるだろうと思っていたのだろうけれど、
思いのほか、面倒なことになったと判断されたのに違いない。

…そういう自分も、作業時間についてはどれ位かかるか判断できなかった。

改めて、物品と向き合う。
今一度、図面を良く見る。
いったい、何と何がつながっているのか?

シリンダー、Oリング、Oリング、ピストン。
ピストン…
ピストン?

はぁ?
軸の先はピストンで、何もつながっていない?

…と言うことは、この大きな円盤状のピストンは、
そこに接続しているピストンを動かしているだけで、
その先には何も無く、
ただ、浮いているだけか?

あれ?
なんと言う思い違いをしていたことか!

ためしに、ナットをプライヤーで軽くつまみ引っ張って見たら、
モノの見事にピストンアッセンブリーが引っこ抜けてしまった(w

もう、バカかと、アホかと大笑い。

ちゃんと図面を読めば解ることなのに、
思い込みで「ナットがあれば分解できる」モノとして考えていた。

ボルト&ナットが当たり前に思っている人間にとっては、
ある意味、盲点だったかもしれない。

ためしに円盤状ピストン板の裏側を見たら軸にボルト頭が受け側に作られていた。

   |
   |
   -[+]―――――――
    |
    |
ナット ボルト頭――――ピストン
  円盤

↑と言った感じになっていたワケだ。

そしてその先には、受け側のシリンダーがあり、作動油が溜まっていた。

確かに見てみると、少しだけ少ないような気がする。
もしかすると空気溜まりになり、圧力が逃げていたのかもしれない。

そこで、シリンダーに十分な量の作動油を補充し、
ピストンアッセンブリーを取り付ける。

そのまま蓋を元に戻して(このときは特殊ツールが見つかった)、復旧した。

そうして作動確認をしたら、問題無し!

全体を見てみれば、何のコトは無い作業だったのに、
根本的な思い込みで遠回りしつつ、空中宙返りしてから、戻った感じに(苦笑

ようやく作業を終わらせて終わらせて、
無事に物品を依頼先に届けることが出来た。

総時間45分前後の出来事。
ともかく、笑い話で終わってホッとした。

なんでアレ、思い込みで作業を進めると、いつか足元をすくわれる。

今一度、作業の基本に立ち戻った事前の知識がいかに大事か身に染みた。

今度は再びヘマをしないように十分に気をつけたい。
…何せ困るのは、自分ではなく、ウチを頼ってきた人なのだから…

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