« チィーナさんの入院 3日目 | トップページ | Depression Rites : normal condition »

2010年9月 8日 (水)

Depression Rites : normal condition

居ないことは解っていても、染みついた習慣は忘れることなく、意識が動く。
ちぃーんさんが居ないのは解っているのだけれど、無意識に部屋を探してしまう。

1時半就寝、3時覚醒、4時覚醒、6時起床。
睡眠時間、5時間強。

背中を逆「くの字」に折り曲げ、「キャァ!ギャァ!ギャァ!ギャァ!」という悲鳴。

夢だと解っていながら、恐怖のあまり飛び起きてしまう。
どうしてもあの時の光景が頭にこびりついて拭い去ることが出来ず、
チィーナさんが入院した寂しさからか、自責の念からか、あの光景が蘇る。

…コレを悪夢とは思いたくない。
確かに恐怖の念が強いが、無意識の夢ではなく、事実だったから、
たとえ夢であろうとも何が起こったのかきっと反芻して忘れないようにしてるのだ。

今朝の目覚めは悪かった。
クラクラと目眩がして視野が引っ張られるような気持ちの悪さ。
そのまま少し我慢していれば大丈夫だろうと思い、朝食にしたが、
その後に下腹に苦痛を憶えて、そのままトイレに行き、むごく下痢をする。

数分経って落ち着いてから出勤準備をするも、再び下痢による腹痛を起こす。
何とかトイレに座り込んで身動きでなくなり、顔から血の気が引くのが分かる。

もう着替えて会社に行く寸前だったが、仕方なくポケットから携帯電話をとりだし、
トイレの中から、会社の上司宛に午前中は出勤できそうにもないと、連絡を入れた。
…取り敢えずは午前休としてもらい、何とか昼までに体調を整える気でいた。

…その後、胃腸系の薬を飲みソファーで寝ころんで、ジッと回復を待った。
途中何度か喉が渇いた為に水や、麦茶などを飲んだが、数分の後に下痢をした。

昼前になり、会社に行く為に早めに昼食をとろうとするが、食欲が無く、
仕方なしにいつものカロリーメイトと暖かいお茶を飲み食事を終えた。

しかし、身体全体の脱力感に加えて、頭痛までもがし始め、
視野が狭くなり終始後側へ引っ張られるような感覚が起きる。
熱っぽくはないが眉間にしわが寄るような、ふらつきがあった。

ウチを出る時間になったが、どうすることも出来ず、
再び会社へ連絡を入れて、結局は全日休暇と言うことになってしまった。
不甲斐ない、と言うより情け無い思いでいっぱいになり、項垂れる。

今度は栄養剤等を飲み、そして布団に倒れ込んだ。

ふと思い出して、チィーナさんの世話をしていないことに気が付く。
部屋の隅に敷いていたペットシートが粗相で汚れていないか気になった。

取り敢えず布団から這い出して、チィーナさんがいつも寝ているところを探す。
ケージのハンモックには居なくて、部屋隅の休憩場所にも居ない。
寝室に戻り、パジャマを入れているカゴの中も見たが、そこにも居ない。
いまは魔窟へ行く為のドアは閉めてあるから、そちらに入っていないはずだ。

果たしてどこに行ったのやら? と思いリビングテーブルに下を覗こうとした時、
ようやくチィーナさんは入院してウチには居ないことを思い出した。

考えてみれば、朝方にチィーナさんのフードの用意はしていなかったではないか。

全くの無意識のうちに擦り込まれた行動をしたことに愕然とする。
体調が悪いせいか、気持ちまで弱くなり、居ないはずのチィーナさんを探すとは。
どこまでチィーナさんの存在が自分の精神面で大きな役割をしていたか思い知る。

そう思った途端に、急激に部屋の温度が下がったような気がした。
誰かがいる暖かみから、空虚で無機質な空間に変化し、辛いだけの空気が残った。

再び布団へ倒れ込むが、今更ながら自分の弱さに涙した。

夕方になり、ようやく起き出す。
喉も渇かず、お腹も空かないが、とにかく動くことはできた。

本来ならば自重して安静にするべきだろうと思ったが、
どうしてもチィーナさんの見舞いだけは外すことが出来なくなり、
たとえ寝ているだけの状態でも良いから、彼女の温かみに触れたくてしょうがなかった。

頭痛薬と胃腸薬を放り込み、病院に出かける準備をする。

…また、こんなコトをしていたら会社の人に馬鹿にされるな、と思ったが、
ソレでも、いくら批判や罵声を浴びても、コレだけは行きたかったのだ。
たとえどんなに笑われても、胸を張って家族だと言えるのだから。

頭痛はまだするが、夕闇の中を病院まで車を走らせた。

結果的、病院に行って正解だった。
まさかあれ程までに回復してるとは思わなかったし、
入院期間だってもっと長期間になることを覚悟していたのだ。

ソレが、今週、しかも金曜日に退院とは!

帰宅の車の中でも、頭痛や下腹の調子の悪さは収まらなかったが、
ソレでもウチに持って帰る、身に纏った空気は喜びそのモノだったのだ。

…ああ、また夜寝る時、
布団の頭の上に置いたパジャマを入れたカゴの中にチィーナさんは潜り込んで、
一緒に「スーゥ、ピーィ」言いながら一緒に寝られる日が戻るんだなぁ…

取り敢えず、夜中になり体調は取り戻した。
精神的な部分についてもだいぶ楽になった。

コレで少しは余裕が出来るようになって、いつもの状態に戻れる気がする。
いや、もっとアクティブになれるように力を付けたい。

明日病院は休みだから見舞いには行けないが、
もう金曜日が待ちどうしくて仕方がない。

そしてもう一つ、重要なことがある。
今回は運良くチィーナさんの生命力に助けられたが、
次に来る時はどうなるか分からないのだ。

少なくとも低血糖で脳にダメージは残っており、
元と完全に同じようにはならないだろう。

ゆえに、コレからの時間を大事にしなければならないし、
そして必ず来る「その時」に対して強い心を持てるようにならなければいけない。

今度は慌てないように、焦らないように、冷静に動けるように。
泣くことはいつでも出来るから、今後何があっても大丈夫なように心掛けるべきだ。

まぁ、取り敢えずは、金曜日はどうするか?
何にせよ一人と一頭の生活が戻って来るであろうコトを静かに喜ぼうか。

|

« チィーナさんの入院 3日目 | トップページ | Depression Rites : normal condition »

フェレット」カテゴリの記事

日常」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/536470/49391492

この記事へのトラックバック一覧です: Depression Rites : normal condition:

« チィーナさんの入院 3日目 | トップページ | Depression Rites : normal condition »