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2010年7月31日 (土)

Linfof工房 VS すぴ研 ~ALPAIR7の場合

昨晩何となくボンヤリと、
Linfof工房製ブラックウォールナットボックスのALPAIR7を聞いていたのだが、
そういや、すぴ研のHDB-ALP7もALPAIR7だったなぁ、と思い出した次第。

で、
比べてみました。
Linfof工房、ブラックウォールナットボックス VS すぴ研、HDB-ALP7 の始まり!(笑

Dscf3179_3 Dscf3181_2

Dscf3182_2 Dscf3190_2

大きさ的には、この様な感じになる。

が、
その前に、おことわりを入れておかねばならないので注意して頂きたい。

Linfof工房のブラックウォールナットボックス(以下、BWBとする)は、
元々ALPAIR6用に設計されたモノであり、「BWBにALPAIR7が取り付けられそうだ」、
と言うことで、本来あるべきALPAIR7用のエンクロージャー設計ではない。
もし、本格的にLinfof工房様が作られるとなるならば、全く違う物になるはずである。
おそらくはもう一回り以上に大きなエンクロージャーになるモノと思われる。

本来ならば、その様なカタチで作られたモノと比較するべきであるが、
現状のBWBであっても十分に聴かせる音を奏でてくれるので、このまま比べてみた。

もし、この記事により購入の判断をされる方がいるならば、あくまで参考程度であり、
正式な設計をされたエンクロージャーで作られたモノならば、
本来のALPAIR7がもつ広い音域感は良くなっていると思うので注意して頂きたい。

では、続きから。
Linfof工房製BWBは前面バスレフポート仕様のエンクロージャーで、
内部には厚手のフェルトにが充填されており内部定常波を吸収してるようで、
スピーカーユニットからエンクロージャーに伝わる良質の音響振動が伝わり、
ウォールナット無垢材の響きの良さが特長として出ている。
また、何より蟻組継ぎで組まれたエンクロージャーは見事!と言うほど素晴らしい。

すぴ研製HDB-ALP7も底面にスリット型のバスレフポートを有しているが、
内部的には、スピーカーユニット前室とも思われる内部スペースが存在し、
ある意味ダブルバスレフポートとも言えるかもしれないが、
すぴ研ブログ「HDBシリーズとダブルバスレフの違い」にて、
音質コントロールの仕切りと言われており、前室には吸音材もフェルトと綿を使っている。
しかしながら、それ以外に底面にしかフェルトが敷いておらず、側面と背面には無い。
材質はシナベニヤで音響的にも良いが、どちらかというと振動を制御してるような感じ。
面積的にも大きい側面に何も施されていないのは、
おそらくはシナベニヤの制振効果を狙っているのではないかと思ったが、ハズレかな?(w

ちなみに値段的にはどっこいどっこいぐらい(w
すぴ研様のネット販売では完成品の値段が比較的安値を付けているが、
定価を見た場合は、Linfof工房製BWB ALPIAR7とほぼ同じである。

で、
個人的には、「スピーカーは端子を見ろ」という心情があり、
丁寧な作りのモノほど入力部分に力を入れていると思っている。例えばDALIとか。

Dscf3188_2 Dscf3189_2

ここらヘンは、BWBの勝ちと言うことで、いいかな?(苦笑

それでは、一番大事な音を出した感想を。

Dscf3173_2 Dscf3177_2

面倒くさがって、並べたまま比べてみたが、一応それぞれ場所を変えても聴いてみた。
それらの状態を踏まえて、試聴したと言うことで理解頂きたい。

Linfof工房、WBW ALPAIR7。

 高音が爽やかで中音までの力が充実しており、各音のカタチがハッキリしている。
 残念ながら重低音の量感が少ない。
 低音域はタイトで音切れがよいが、もう一つパンチが欲しいところ。
 音域は高音域の方に伸びており、低音域が弱めで、レンジ感は少し狭い。
 中音域の情報量が豊富で粒立ちが良く、ボーカルが特にストレートに出ており、
 語尾の最後までしっかりと綺麗に発声しメリハリがよい。
 全体的に輪郭がハッキリしており、決して音を削って際立たせて強調してるのではなく、
 各音の持っている力を全体的に浮かび上がらせて、スッキリと音切れを良くしている。
 定位は普通で、多少音源が広めになるか。
 音場も幾分広く、スピーカーサイズより多少大きく聞こえて、自然な広がりに感じる。
 空間表現は前方方向への音の展開がしやすく、ライブ感が強くて、
 目の前でバンド演奏を行っている雰囲気を持つ。

 麺で言うと、
 醤油ベースで芯の強い味付けであり、具材や麺の味がしっかりと味わえる感じ(w

すぴ研、HDB-ALP7。

 低域が十分強くて重低音もしっかり伸びているが、中低音-低音がややブーミーか。
 中音の量感が良く、全体的に力強いとした印象になり、音の濃さが充実している。
 特にボーカルは情熱的に聞こえ、艶っぽく暖かみがあり、適度に厚みを感じる。
 高音の伸びがやや足りなく、音のヌケがあまり良くなく、やや全体的にソフトな印象。
 定位が良好で、音源がしっかりと立つが、やや中央に寄りやすい。
 音場は普通程度でスケール感がスピーカーサイズを超えず、無理してる感じがない。
 空間表現も適度であるが各音の配置が、奥行きによって立ち位置を表現し、
 前方への配置は浅めであり、押し出すような雰囲気は控えめになる。

 麺で言うと、(いやまぁ、昼飯、カップラーメンだったから(;´Д`) )
 背脂タップリの豚骨風味でコッテリした感じになり、太麺でチャーシューが分厚く、
 食べ応えがある。

Dscf3191

色違いではあるが同じALPIAR7でも、エンクロジャーが違えば雰囲気も異なる。
さらに言えば、材質でも十分に響きが変わり、特長が如実に現れる。

今回はソレほど大きな音量で鳴らすことはしなかったが、
エンクロジャー強度を試すほどの大きさならば、さらに印象が変わったかもしれない。

無論ここで勝敗を付けるなどと言うのは無粋というモノで、
それぞれの特長をどの様に判断するかは、その人次第となるかと思う。

とりあえず、
すぴ研様の方では引き続きネット販売しておられるので購入しやすいと思うが、
Linfof工房様の方では、常設でALPIAR7のスピーカーはネット通販しておられないので、
メールにて確認をして、それから材質、大きさ、形等を要相談になるかと思われる。
…そう言う意味では、ちょっとビギナーには敷居が高いかもしれない。

いずれにしろ、Markaudio ALPIAR7は素晴らしいスピーカユニットなので、
どの様なエンクロージャーを選ぶにしても、十分満足できる音を出してくれると思う。
是非とも、どの様な形でアレALPIAR7のスピーカーを、
あなたのコレクションの末席に加えてみては如何だろうか?

オーディオ初心者でも、初めの1組目のスピーカー! となっても十分満足できるだろう。

願わくば、あなたのオーディオライフが豊かでありますように!
………まぁ、私のようにならないことを祈って、ホドホドに(;´∀`)

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