Depression Rites : yellow condition
仕事上、ベテラン上司とギクシャクしていた感じだったのだが、
どうも誤解を受けていたようで、自分としても心外だったので、どう言い訳すれば。
1時半就寝、5時覚醒、6時起床。
睡眠時間、4時間半弱。
…
転属、4週目の週に入る。
そろそろ慣れてきても良いはずだとは思っていたのだが、
何となく、世代間格差というか、大ベテラン上司と上手くいっていない。
自分としては年上に対する敬意や、その豊富な経験に尊敬の念を持っていて、
少なからず、そのコミュニケーションでは緊張と敬服の意をもって接していた。
しかしながら、それが自分の一方的な思い上がりだったと気付かされる。
相手側から見れば、「敬して遠ざける」だと見られていたようだ。
どちらにしろ、双方ともその距離感を上手く計れないでいた気がする。
…と言うか、コレも自分の一方的な思い込みかもしれないが…(汗
…
配送業務を終わらせ、
次の仕事を開始しする時に先週末に試験機材がもっどてきたことを報告する。
その不具合内容も話して、0点調整が可能になったと告げた。
ベテラン上司は試験機材を見てから電源を投入して確認をする。
そしてそのまま機材をウォーミングアップさせたまま職場の奥に行った。
ハテ、どうしたのだろうか? と思っていたが、
片手にウエスを持って戻ってきて、機材前の棚の上を清掃し始めた。
…よく見れば確かに油汚れがあるのが見付けられる。
すなわち、先週の掃除忘れ箇所があったという事だ。
内心、「しまった。しくじった」と思ったが、何事もなくそのまま作業に入った。
で、
先週やった計測作業をやり始める。
しかしながら自分はその場の雰囲気で、この作業をやったとは言い出せずにいた。
すなわちアレは、上司に黙っていじくりまわした結果だから、
「作業を確認して終わった」とは言い出せない。
自分にはまだ判断できる程の経験と技量がないと思った為だ。
そのためか、自分としては気分が重く、口に出せるだけの度胸がない。
ベテラン上司も黙々と作業をしており、こちらには一瞥もくれないでいた。
ところがである。
先週に自分が調整してちゃんと作動していたはずの物品が、
今日になってベテラン上司が操作したら、不調でぷすりとも動かないのである。
その時、こちらをギッ! と睨み、
「お前、こいつを弄っただろう!」と言われた。
自分はすくみ上がってしまい、思わず、
「弄ってません。試験機材の作動確認の為のテストはしました」と言ってしまった。
…そう、もちろん、明らかな嘘である。
しかし、ベテラン上司は一言。
「いや、中を弄っただろう」と断言される。
「試験機材の前に油汚れがあるのは変だと思ったんだ」
………バレバレである(;´Д`)
ソレでも恐かったので、
「いえ、弄ってません。おそらくは手袋の油かと…」
と言って、汚れた手袋をポケットの中から出した。
…苦し紛れの言い訳で、自分、ヘタレ!としか言いようがない(滝汗
そのまま上司は「ふん!」と言って一瞥し、動かない物品を分解し始めた。
…自分だって、まさか動かないとは思いもしなかったのだ。
確かに、先週末に自分が動かしたのであり、問題もなかったはずだ。
しかし、ココに来てその物品はヘソを曲げたのだ。
まるで私に触られたくなかったと言いたげに、上司の手の中で抗議した訳だ。
…実に機械とは不思議で、正直なモノなのだろうか。
本来の経験豊富な作業者の手に渡ると素直に「直してくれ」と告げるのだ。
そう言う自分は、その場に立ち、何も出来ずに冷や汗をかくばかりだ。
何をやってもココは叱咤されるであろうし、さらなる嘘はかきたくない。
ただただ、極度の緊張と自責の念で指一本動かせなかった。
…
結局、作業した物品の内、半数は調整不能となった。
このまま業者修理に出す事になるらしい。
試験機材を修理に出す前に調整完了していた物品も、
今日改めて作動確認を行ったら規定値から外れるモノが出て、要修理となる。
実のところ、作動確認の練習として、
自分がそれらの物品を試験機材に取り付けて試験のやり方を何度も繰り返した。
その作動の時に、どうも、調整がずれてしまう動かし方をしてしまったらしい。
…らしいというのは、自分ではそれを気が付かなかったからだ。
改めてベテラン上司が失敗するやり方を実践して見せて、気が付かされた。
果たして、自分は何度失敗したのか、その数は憶えていない。
それほど夢中になって、練習と称した、不具合発生行為を行ったのだ。
ただただ、項垂れるしかない。
自分勝手にやった事なので、責任を感じる。
そもそも、ベテラン上司は私に仕事は指示してないという。
確かに自分勝手にやったミスなので、申し訳なく感じた。
それで、今後は言われた事以外やりません、と平身低頭で言ったのだ。
が、
それは、次の言葉で、混乱を極める。
「オレは、お前の上司なんかではない」
この職場において、同じ一作業者なのだ、と言われる。
自分は驚いて、
「作業指示出してください」と懇願するが、
「本来のお前の上司は、若手上司であり、オレじゃない」
と突っぱねられた。
もうすぐ定年を迎えるに当たり、年齢制限による役職を降りてココに来て、
その会社の組織上の立ち位置は、お前と一緒だと言われる。
無論それでは、自分は困る。
大先輩の指示を仰ぎ、作業をするモノとばかり思っていたから、
ここに来て寄り掛かるべきの大木が薙ぎ払われてしまった感じだ。
そう言った意味も込めて、改めて懇願するが、首を横に振るばかり。
「当初、あの作業をしろとオレが言ったろ。
初めの日はやっていたけど、次の日からやらなかっただろう。
そこのキャビネットの員数確認をやらなかったのは、
やはり、ココでの仕事が嫌なのだろうと思ったよ」
ばしゃん!
冷や水を浴びせられた気がした。
確かに、書棚の整理にうつつを抜かしていたが、
あの作業命令はその日だけのモノではなかったのか?
そして、そのキャビネットのリストまで自分は手にしていなかった。
しかし、確かにその場の雰囲気が変化し、ギクシャクした感じになったのは、
間違いなく、あの日、あの時の後からで、そんな風に思われていたとは。
………転属2週目は気分障害で僅かの日にちしか出勤しなかった。
別段その時は、嫌いだとかという感情はなく、純粋に自分の迷いからきたモノだ。
何も誰かを嫌った訳でもなく、仕事を嫌だと思ったワケではない。
しかし、他から見れば、やはり仕事場を拒否してるように見受けただろう。
大ベテラン、老練、親分肌の職人からすれば、やはりそう考えて当然なのだ。
それを自分は何処かで間違った認識でいたのだと思う。
「鬱だから理由は無い」と言うのは普通とは異なる考え方だ。
自分は「行きたくても行けない状態」なだけだった、と思っていたのだ。
だから先週は、出来る限り精力的に、
動けるコトは動くようにしたつもりだったのだが、
それは完全にベテラン上司から見れば、逆に逃げているように思えたのかもしれない。
…そんな誤解は受けたくない。
せっかくやる気になって、色々憶えたいのに、
偉大な師匠を失う事はどう考えたって、大きな損失だ!
…
が、
時間は待ってくれなかった。
話途中で終業時間が来てしまい「若手上司と良く話せ」と言われて、
それで今日はお終いとばかりに着替えのロッカーに向かって行ってしまった。
残された自分。
これほど惨めなモノはない。
自分が信じて取った行動は、全て裏目だった。
大ベテラン上司に三行半を突き付けられたようなモノだ。
…無論、非は自分にある。
そこまで考えつかなかった事。
自分が何をして良いのか解らずマゴマゴしてる内に事態は進展していた事。
信頼を裏切る行為を行い、思わず嘘が出てしまった事。
自分が悪い。
それ以外に頭が回らない。
気が付いたら、雨の中、工場の門をくぐっていた。
ああ、帰宅するんだったな。
心も土砂降りの中、グッタリと帰路についた。
…
…さて、転属4週目にして大ピンチである。
本当に明日の事が見えなくなってしまった(;´Д`)
さてはて、どうしたらよいのか、今日もきっと眠れない。
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