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2010年3月18日 (木)

X-CD1 DNSとX-PM2 Wraithの感想

NmodeのX-CD1とX-PM2、
正確には吉田苑カスタマイズのX-CD1 DNSとX-PM2 Wraithだが、
これらの両方を入手してから1週間ほど経った。

取り敢えず、時間的にも良いだろうと思って感想を書いてみる。

基本的にはこの組み合わせだと音質が細やかで緻密な感じがして、
出てくる音はスッキリとしてストレートに聞こえるように思える。

取り敢えず、各スピーカーとの組み合わせで試聴してみた。

まずはELAC BS243。

Dscf2074

音質はおおむねフラットでレンジが広いように思える。
見た目に反してゆったりとした質感があり自然な雰囲気に感じた。
高音は比較的まとまっており、硬さはあまり感じず幾分ソフト。
中音の情報量が多く、ふくよかでゆとりがある鳴らし方をする。
特に中低音域は綺麗でスッキリとして雑味が無い。
低音域は質量があるが伸びはやや足りず、重低音はほぼ出ていない。
(コレはスピーカーの性能によるモノで、プレイヤーアンプのせいではない)
音場はナロー。スピーカ間で音が展開する。
前後の空間表現はすこし浅く感じるが、反響音が綺麗に伸びて立ち下がりが早い。
定位は良好でほぼ点音源に近い円になる。左右の移動もスムーズでリアリティがある。
解像度は普通。音の重なり具合が分かりやすいが、音の輪郭はやや甘い。

JAZZ。
おおむね良好。まとまりが良く各パートのバランスがよい。ソフトで落ち着いている。
ベースの量がすこし足りず、他の音に埋もれがちになる。
ラッパ系は柔らかめで、主張はするが比較的おとなしい感じ。角が取れて丸い。
金属的な鋭さも控えめで、聴き疲れせずに耳に優しい。
ドラムが後方に下がり気味で、もう少し強くても良いかなと思う程度。

ヘヴィメタル。
バランスが良い。各パートの量的配分が絶妙。
聴き疲れしない音質だが、その分、鋭さキレに欠ける。
ギターは中音域で頑張っているが金属的な硬さがない。
ベースは引っ込む。主張が弱く、量はあるのだが他の音に埋もれる。
ボーカルが一歩前に出て全体を引っ張る感じ、人間らしい感じがしてシャウトとか弱い。
ドラムスがソフトでリズム感は今一つ。金属的な鋭さが足りず緊張感がない。

つぎにREQST SH-SP7。F10チューニング実施済み。

Dscf2076

音質は硬めでドライな感じ。全体的にキレがあり立ち上がり、下がりが早い。
高音側に重心があり低音は弱い感じがする。
高音は良く伸びて綺麗でスッキリとしている。それでいて耳障り感はない。
中音は伸びやかで艶がありスムーズに聞こえる。比較的まとまりが良くキレがある。
おかげでボーカル等は若々しい雰囲気に聞こえやすい。
低音域はBS243よりもさらに伸びず量が少なくタイト、重厚さに欠ける。
中低音域の方が元気でそちら側に引っ張られるような感じがする。
音場はワイドで、スピーカーの大きさを感じさせずスケールが大きい。
定位は弱めで、音源が楕円形になりやすい。左右の配置がすこし曖昧。
前後の空間表現は浅い。低音が弱いので音の減衰感がすこし弱い。
解像度は良好。細かい音も良く再生して潰れた感じがしない。

JAZZ。
音にキレがあり、スッキリとした印象。
全体的に中高音に重心があり、各パートの主張が強く感じる。
ラッパ系は伸びやかで、押し出し感が強くグイグイ前に出ようとする。
ベースが控えめで数歩後退しているが、輪郭がハッキリしている。
ドラムスは音の立ち上がり下がりが早い。全体のバランスとして若干控えめか。
シンバルもスッキリと高い音まできれいにきまる。

ヘヴィメタル。
全体的に硬い音でキレがある。高音がやや強くて耳につく。
ギターがゴリゴリと格好良くキレがあり質量も十分ある。全体をリードしている。
ボーカルは一歩前に出て、ハイトーンボイスは主張が強い。
ベース弱くタイトな感じで一歩下がる。輪郭はハッキリしているのだが重厚さに欠ける。
ドラムスは打音が強くキレがあり、早い。金属的な音も逃げずにしっかりと主張する。

蛇足でHARBETH HL-P3ES-2。

Dscf2080

ふくよかな音質で重さを感じる音を出す。重心は中音域にありBS243より音は早い。
高音は自然な伸びで耳障り感はないが、若干弱めか。
中音が柔らかく豊かで暖かみを感じる。それでいてキレも良くスッキリとした余韻がある。
低音はゆったり出ているが多少膨らむ感じがする。重低音は若干ながら出ている。
音場は普通で多少ワイドに聞こえる。
エンクロージャーからの音の響きが綺麗でスケール感は良い。
定位は普通。まとまりの良い円音源に聞こえる。左右の展開も良好。
空間表現も良好で前後の深さも十分にあり、残響音を綺麗に再生する。
解像度はそれほど悪くないが、多少音の輪郭がぼやける気がする。

JAZZ。
全体的に各パートがまとまっており聴きやすい。重量感があり雰囲気も良い。
ベースが前に出やすく量も多い。
ラッパ系がスムーズで多少柔らかめで硬さがない。
ドラムがすこし弱い感じがする。金属的な響きが伸びない。

ヘヴィメタル。
硬さが無く聴きやすいが、刺激が足りなく感じる。
ボーカルが一歩引っ込むが、主張はしっかりしている。
ギターが柔らかめで、唸りなどの表現がややおとなしくなる。エッジが鈍い。
ドラムスもおとなしい。打音はしっかりしているが。金属的な鋭さがない。
ベースがやや弱い。すこし輪郭がぼけやすいか。

3つの組み合わせをやってみたが、プレイヤー、アンプとしてはどうよ?
と問われると的確な答えが出てこないので、いやはや何とも(;´∀`)

先にも書いたが、音質としては細やかで緻密な印象を受け、
音の粒立ちが良いような気がする。
スピーカーによって、その個性を十分引き出しており、
スピーカーのグレードを上げればその分だけ性能を引き上げるように思える。

何と言うか、日本人らしい音とでも言うべきか、
システムとしてスピーカーに馴染むように音を出すような気がする。
ゆえにヨーロッパ系でもアメリカ系のスピーカーが来ても、
それぞれの特長を生かすように奏でててくれるような感じだ。

大きさも小さめで、どこに置いても様になる感じは、
ブックシェルフプレイヤー、アンプと言った様相で、デスクトップでも良く馴染むだろう。
小型スピーカーと一緒にすれば、物理的なサイズは小さめだが、
そこから出る音はスケールを感じさせない空間表現をしてくれるだろう。

大手メーカー製品とはまた違った「日本的」な音を感じてみたい人は、
Nmodeや吉田苑のカスタマイズで楽しむのも有りかと思う。
個人的にはスピーカーも日本製ならばなおもヨシと思うのだがどうだろうか?

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