« Depression Rites : normal condition | トップページ | Depression Rites : normal condition »

2009年10月18日 (日)

PIONEER PD-D9MK2とA-A9MK2の感想

入手してからしばらく経ったので、PIONEER、PD-D9MK2とA-A9MK2の感想を。
…いつ手に入れた? という野暮な話無しでね(w
とりあえずシリアルは200番台前半と言っておこうか。

組み合わせははPD-D9MK2、A-A9MK2で試聴。

全体的なこと。
この値段帯では、かなり高性能な感じ。
SACDプレイヤーであり、アンプはUSB入力も対応しデジタル信号に強い。
音は明朗快活で、若干明るすぎる感じがする。
左右の展開が良好で空間の表現にメリハリがある。
音質は高音側にシフトして中音が弱い、凹形の配置、ドンシャリではない。
高音側、低音側の伸びは少し足りないか。

繊細さが少なく価格相応の音質になる。
過度な期待は禁物で、カラッとした元気のいい音を楽しむ人向け。

では、ELAC BS243との組み合わせ。

Dscf0616

PD-9MK2とA-A9MK2は置くところがないので、とりあえず机の上(w

スピーカーの特長として、エンクロージャーは制振させるように働き、
「響かせる」ような聴かせ方をしていない。
そのため、スピーカーユニットからの押し出しが強く、
音を前に飛ばすようなクッキリとした感じになる。

組み合わせ。
音質は高音がカン高い。アタック感が良く、弾くような音のがビシッと決まる。
キビキビとしてスッキリとした音色。透明度がある。
中音の圧力が少し弱くてドライに感じる。
中低音が引き締まっておりベース等がスピード感に溢れる。
低音はバランスが良いがあっさりとしている。
低域の伸びが少なく弱い。重低音はさほど出ていない。

定位は良好。左右の微妙な音の位置がピタリと決まる。前後方向は不満が残る。
音場は普通、ややナローか。スピーカ間で音が展開。
解像度は若干良くない。前後方向の表現が弱いので遠目の音が埋もれる。
環境音の再生はあまり良くない。バックノイズの低音が弱いので空気感が足りない。

JAZZ。
ラッパ系、ピアノが前に押し出すが、ベースが控えめ、金属音が強い。
低域の量が少なく重厚さが物足りない。やたら元気な音を聞かせる。
多少、贅肉がそぎ落とされて、JAZZっぽい雰囲気が物足りなく感じる。

ヘヴィメタル。
ギターがゴリゴリ。高音強くてベースが引っ込む。
音の重みを感じないので、いまいちノリが足りない。明るすぎて軽い。
やたら音圧が高くて聴き疲れする。チョット合わないかも。

うって変わって、HARBETH HL-P3ES-2との組み合わせ。

Dscf0621

スピーカーの特性として、密閉型でエンクロージャーを響かせるタイプ。
音の立ち上がり立ち下がりが早く自然でスムーズな出かたをする。
中音に力があり艶やかで滑らかな音が聴かせる。

組み合わせ。
音質は高域、低域の伸びしろがないが、フラットに近い。
立ち下がりが早く、嫌みな感じがしない。
高音が強いが耳に付くような甲高い音はしない。
中音が豊かで柔らかい感じを受ける。ウェットで重みがある音を聞かせる。
低音はドッシリとしているが、やや膨らむ。強い低音は再生しきれずビビリ音が出る。
重低音は伸びてこない、密閉型スピーカーの特性か。

定位は良好。左右の動きがスムーズ。中央の音がやや後方から聞こえる。
音場はワイドで奥行きがあり前後の表現も良い。ホール等の響きの表現が良好。
解像度も悪くなく、背景に埋もれがちな細かい音も綺麗に出る。

JAZZ。
落ち着いた雰囲気で各パートが調和して聞こえる。
ソロなどの音を主張する時はスッと前に出る感じ。
ラッパ系が角が取れてマイルド。ベースは多少後方に聞こえるが力はある、埋もれない。
大人びた感じのスムーズな音を聞かせてくれる。

ヘヴィメタル。
ドラム、ベースがドスドス。ボーカルが前に出て全体的に馴染む。
ギターのゴリつきは控えめだが厚みがある。
ドラムのアッタク感がビシッと決まって心地良い。
ベースが下側から支えていく感じで、決して強く主張しないが、存在感がある。
全体的に肉付きが良い音がして、聴きやすい。ややウェット。
ノリよりも、じっくり聴かせる感じ。

オマケで、PMC DB2+M-W。
低域がどれだけ出るか聴いてみた。

Dscf0622_01

ズッシリと重量がある。中低音が柔らかく若干締まりがない。
全体的に中音が抜ける感じで、輪郭がぼやける。
低音が厚く、重低音は下まで伸びるが、思っていたよりも強くない。
繊細さに欠け、やや大味。
このスピーカーだと、このセットのアラが目立つ。

個人的には、このセットだと値段的なバランスをとったスピーカーが良いと感じた。
SACD用の入門機としても良いし、アンプのデジタル的な使い方も良いかもしれない。

一応、PCでも音を出してみたが、入力信号が小さいらしく、
ボリュームをだいぶ上げねばならなかった。使用したPCの特性かもしれない。
音質はメリハリのある硬い音になり、やや控えめな感じになった。
ここら辺は好みの問題と、スピーカーの組み合わせで変わる気がする。

エントリー機やサブ機的な使い方で、けっこう面白い機種だとおもう。

|

« Depression Rites : normal condition | トップページ | Depression Rites : normal condition »

オーディオ」カテゴリの記事

コメント

初めまして自分はパイオニアの音が好きで知り合いからもらったかなり古いパイオニアのcdプレーヤを使用しています。レーガトリンクコンバージョンの初代のやつです。レーガトリンクの音が自分は好きです!!パイオニアのPD-D9mk2のHiBitレガートリンクコンバージョンPROのおとがうらやましい限りです。 

投稿: 音色凛 | 2010年8月14日 (土) 12時32分

はじめまして。
コメントありがとうございます。

パイオニアは昔からの高域補完技術を大切にしているようで、
ある意味、PD-D9mk2あたりでは集大成あたりになるのでしょうか。
CDからのアップサンプリング等も電子機器的に成熟している気がします。

音質的には自然な味付けと言う感じでしょうが、
それらをあまり意識せずに聞ける空気感がそれらの技術によるところかもしれません。

そう言えば米PIONERでは「SX-A9MK2」と言うアンプを発売するみたいですが、
A-A9mk2のバージョンアップ版とも言うべき機能とチューニングが為されてるようです。

これまたパイオニアさんは面白いモノを作るので、なかなか興味が尽きませんね。

投稿: ひろひら | 2010年8月14日 (土) 22時02分

おはようございます。バイオニアにはオーディオのステレオの方でがんばってもらいたいですね。これからのパイオニアに期待しています。

投稿: 音色凛 | 2010年8月15日 (日) 09時53分

はじめまして、
先月 PD-D9MK2を購入しまして、プリメアンプをAU-α607MRからA-A9MK2に買い換えようかなやんでいまして、色々と参考になりました。
ちなみにスピーカーはpioneerのPAX-A25をいまだに使ってます。

投稿: ルタ | 2012年8月 3日 (金) 23時23分

ルタ様、コメント頂きありがとうございます。
更にPD-D9MK2をご購入とか! おめでとうございます!
この記事がお役に立てましたことを嬉しく思います。

プレーヤーがこのデザインなら、アンプもこれ! と言いたいところですが、
この辺は音の好み等がありますから、強く、は言えませんね(w
ソレでもラックの上下で均一感があるのは、見た目にも満足できますョ。

D社やM社のような特有の味付けも少なく、O社のように軽いわけでも無い。
録音した時の雰囲気を野暮ったくならないように再現している、
と言うのが私の印象です。
サンスイのアンプならば傾向は似ているような気がしますが、
こればかりは聴き比べてみなければ分からないですね。

>PAX-A25
…アラフォースピーカー、いやアラサーでしょうか?
なんだかとっても親近感があったり…年齢的に(苦笑
しかし年代物スピーカーの方が私の耳にとっては良い音に感じることも多いです。
…なんというか、スペック重視にならないバランスの良さと言いますか…
個人的には古い機器を大事に使っている皆様を尊敬します。

投稿: ひろひら | 2012年8月 4日 (土) 14時12分

ルタです
PD-D9MK2のコメントして以来9年ぶりに見ました
スピーカーの型番を検索していたら昔書いたコメントがヒットして(-_-;)

あれから世の中は変動しましたが、私のオーディオ機材は変わらずPAX-A25も現役です!
毎日起動していませんが、いい音を鳴らしてくれてます。
ちなみに、A-A9MK2は購入しませんでした。
増えた機材として、U-05(USB-DAC)は販売前に中野サンプラザまで視聴会に参加して、
購入を決めましたフジヤエービックもしっかり寄りました。
最近夜には音があまり出せないので、サウンドバーなるものをヨドバシで視聴したのですが、
筐体が貧弱で思っていたほどではなくがっかりでした。
オーディオ関係も現状満足してしまい、スマホからつなげるbluetooth連動ができればいいなーと思うところです。
(SACDなんてMILESとBobby Caldwellしか持っていないしorz)

ひろひらさんお体に気をつけて下さい、私は気分転換にトレッキング始めました茶臼岳とか刈込湖に行きます
(今年33です、スピーカーは親譲りです)

投稿: ルタ | 2020年11月14日 (土) 21時37分

 (ΦωΦ)フフフ…
ルタさん、コメント頂き有り難うございます。
…あれから10年以上経ちましたねぇ。
 CDが廃れつつ、ネット配信のハイレゾオーディオが主流となっていますが、
結局のところCDプレイヤーを手放す事になっていません。
一時期は私の弟のところに預けていましたが、2020年11月現在は手元にありますよ。
さすがにPD-D9MK2の出番が無くなりつつありますが、手放すには惜しい機種ですわ(w
 さて正直な話、耳は若いときの方が良く聞こえていると感じてました。
20代は可能性を探る年代で、耳と嗜好があってくるのが30代だと思っています。
ルタさんは今年で33歳とのことで、今が一番オーディオを楽しめる年代だろうと想像しますね。
…何せこの記事書いていた私が30代だったから、多くを聞き、多くを語りたかった欲求強かったです。
 ゆえに、サウンドバーにガッカリするのは経験と聴覚の確かさが備わっている! と羨ましく思う次第。
まぁ中音から低音の豊かさを考えれば、スピーカユニット径は大きい方が幸せなんですよ…
どんなにメーカーが液晶テレビとサウンドバーの高音質をうたっても、ブックシェルフにはかないません(w
安くともAVアンプ+スピーカの方が満足感強いハズです。
 30代では刺激的な音楽への興味がピークになると思いますが、体力は鍛えるほど伸びると思います。
無論、トレッキング趣味は年代を重ねるほどに成熟しピークも伸びて一生物になるでしょうね。
私はお家の部屋でキャンプ用品を楽しむ程度のヘタレに成り下がってしまいましたが、
ルタさんのアウトドア、インドアの趣味をバランス良く楽しめる事を願っています。

投稿: ひろひら | 2020年11月15日 (日) 00時34分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: PIONEER PD-D9MK2とA-A9MK2の感想:

« Depression Rites : normal condition | トップページ | Depression Rites : normal condition »