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2009年6月 1日 (月)

アクリル越しの心意気

今週が始まった。

いつものように週初めの朝はエプロンのゴミ拾いを行う。

体操を終えそれぞれの方向に向かい、エプロン全域のゴミを拾う。

私の持ち場はエプロン西南端のエンジンランナップ場。
ここはエプロンの中でも、もっとも滑走路に近い。

今日は朝から快晴で空の蒼がまぶしい。
エプロンに目を向けても光が反射して、
いつもは灰色の地肌が白っぽく見える。

そうして、エンジンランナップ場に来てゴミを探す。

下ばかり見ていたら、音が聞こえた。

グゥアー

ふと目線を上げるとタクシーウェイの向こうからF-2がやって来る。
コクピットに反射している光が美しい。

そう言えば、こうやって立って正面からF-2を見るのも久しぶりだ。
思わずその姿に見ほれてしまう。

このエリアのゴミ拾いは終わった、そのままエプロンを戻る事になる。
他の人達はすでに滑走路に背を向けてハンガーに戻っていく。

自分は、F-2を見送ろうと後ろを向きながら、彼らに続く。

F-2はタクシーウェイを小気味よく滑っていき、
自分から見た方向が、ちょうど真横になる所まできた。

横から見るフォルムが流麗だ。
そのまま見続けていた。

するとコクピットで正面を見据えていたパイロットが、偶然、こちらに顔を向けた。



…スッ。
手が上がる。

条件反射で自分の腕が伸び、そして振った。



…サッ!



どうだ、パイロットも手を振ってるぞ!

私は嬉しくて、もう一度手を振る。

彼のF-2は悠々とタクシーウェイを走っていった。

もちろん自分もパイロットも面識はない。
パイロットはヘルメットのバイザーもしていたから顔もわからない。
…そこにある共通事項は、航空機に関わる者と言う事。ただそれだけ。

ただ、それだけでも、一瞬だが心が通った事が嬉しい。
だから飛行機野郎は最高なのだ!

昔、親父の言った言葉がよみがえる。

「パイロットほど気持ちの良い奴らはいない」

…そうだ、その通りだ。

ただの挨拶だけでここまで気分が良いのは、
そのアヴィエーションスピリッツに触れる事が出来たからだろうか。

戻りのエプロンはやっぱり眩しかったが、
週明けの憂鬱な気分もスッパリ晴れ渡った。

F-2、2号機。
そのジェットエンジン音を背に自分の出来る事を精一杯やろうと気持ちを改めた。

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