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2009年5月 2日 (土)

百円イヤーピースの実力はいかに?

買ってきた時はさほど期待していなかったんですが、
やりこむに連れ、だんだんとハマッてきて、
午後の時間ををまるまる費やした!

では、さっそく行きたいと思います。

P1020508

まずはイヤーピースの確認。
シリコン製で取り付け孔内径が4mmほど。
シリコンなので相手の径が大きくても伸びて入る。

まずは、イヤホンの確認。
それから取り付けた時の状況。
そして評価、の順で行きたいと思います。

P1020539

まずは一番先に使用したシステムについて。
DAP Sandisk sansa
PHPA NuForce Icon-Mobile
ケーブル Icon-Mobil付属ケーブル
いたって、低レベルでどこででも手に入りそうな組み合わせ。
このシステム自体に“癖”があるのだが、ここではそこまで取り上げない。
実用レベルでどうか? と言うのが主な目的。

では、さっそく、
beyerdynamic DT 60 PROから。
P1020510
まずはデフォルト状態。

P1020509
左「R」で3段フランジ、右「L」2段フランジで装着状態の確認。
このセットで行きますので、後はその様に見てください。

視聴のさいには「標準」「2段フランジ」「3段フランジ」の順で行っています。

では、評価ですが「取付可否」「(耳への)装着具合」「音質の変化」
この三点で見ていきます。
「装着具合」「音質変化」はデフォルトを“5”とします。

*2段フランジ
取付可否 : ○(可能)
装着具合 : 3(フィットしない)
音質変化 : 3(悪い)

*3段フランジ
取付可否 : ○(可能)
装着具合 : 2(隙間が出来てスカスカ)
音質変化 : 2(著しく劣る)

MicroSolution EMP4
P1020540
標準状態

P1020511
装着

*2段フランジ
取付可否 : ○
装着具合 : 3
音質変化 : 2

*3段フランジ
取付可否 : ○
装着具合 : 4(多少の違和感、少量の音漏れ、使用に耐えられる)
音質変化 : 4(多少、音質が劣化。実用に耐えられる)

SONY MDR-EX500SX
P1020512
標準状態

P1020513
装着

*2段フランジ
取付可否 : ○
装着具合 : 4
音質変化 : 2

*3段フランジ
取付可否 : ○
装着具合 : 3
音質変化 : 3

PHILIPS SHE9850
P1020514
標準状態

P1020515
装着

*2段フランジ
取付可否 : ×(スカスカで抜け落ちる)
装着具合 : 3
音質変化 : 2

*3段フランジ
取付可否 : △(スカスカだが抜け落ちない、とどまる)
装着具合 : 2
音質変化 : 1(劣悪、音もスカスカ、聞くに耐えない)

AKG K340
P1020516
標準状態

P1020517
装着

*2段フランジ
取付可否 : △(径が大きすぎ、無理矢理入れた)
装着具合 : 2
音質変化 : 2

*3段フランジ
取付可否 : △(径が大きい、無理矢理入れた)
装着具合 : 3
音質変化 : 2

ここまで来ていて、
はっきり言って期待していなかったのだが、
次で状況は一変する。

SHURE SE102
P1020518
標準状態

P1020519
取付
解るだろうか? 2段フランジの方はて浅くてイヤホンダクトが出てるのを。

P1020520
状態確認
2段フランジをめくってみたところ、明らかに短い。
とりあえずこの状態で視聴する。

*2段フランジ
取付可否 : △(ダクト突き抜け)
装着具合 : 5(標準とほぼ変わらない)
音質変化 : 6(バランスが良くなり、音にキレがある)

*3段フランジ
取付可否 : ○
装着具合 : 6(遮音性が向上、密着具合も良好)
音質変化 : 7(低音がグッと出てくる、全体的に音質向上)

この変化は非常に驚いた。
3段フランジの効果が如実に表れて100円(ピース1個は25円程度?)の
投資で2クラスぐらい上回る劇的な音質上昇効果があった。
個人的には15000円程度位のイヤホンと同質かと思う。

これで、本格的にやる気が出てきた。

SENHEISER CX95 style
P1020521
標準状態

P1020522
装着

*2段フランジ
取付可否 : △(径が大きく無理矢理取り付けた)
装着具合 : 2
音質変化 : 3(低音が出ない)

*3段フランジ
取付可否 : △(無理矢理取付)
装着具合 : 3
音質変化 : 4(低音は標準と同じだが、高音が出ない)

ULTIMATE EARS MetroFi 170
P1020525
標準状態

P1020526
装着

*2段フランジ
取付可否 : ○
装着具合 : 4
音質変化 : 6(音に曇りが無くなり、高音が出る、サ行が気にかかる、低音は標準から減る)

*3段フランジ
取付可否 : ○
装着具合 : 5
音質変化 : 7(クリアーな音、高音も良くなりサ行も刺さらない、低音が落ち着き、キリリとしまった音になる)

高結果になったのでイヤピースを3段フランジと交換。

JAYS s-JAYS
P1020527
標準状態

P1020528
装着

*2段フランジ
取付可否 : ○(多少抜けやすい)
装着具合 : 5
音質変化 : 6(中音域がクリアーに

*3段フランジ
取付可否 : ○(抜けやすいが、実用は可能)
装着具合 : 3
音質変化 : 3(低音無し、カシャカシャ音が鳴る)

nuforce NE-8
P1020529
標準状態

P1020532
装着

*2段フランジ
取付可否 : ○
装着具合 : 3
音質変化 : 4(迫力が無く、おとなしい)

*3段フランジ
取付可否 : ○
装着具合 : 4
音質変化 : 4

DENON AH-700-K
P1020533
標準状態

P1020534
装着

*2段フランジ
取付可否 : ○
装着具合 : 4
音質変化 : 4(低音が引き締まる)

*3段フランジ
取付可否 : ○
装着具合 : 4
音質変化 : 6(暴れ気味だった音が落ち着き、フラットな状態に、中音域が良くなった)

EDIROL by Roland RH-E01
P1020535
標準状態

P1020536
装着

*2段フランジ
取付可否 : ○
装着具合 : 3
音質変化 : 3(全体的な音量が落ちた、カシャカシャ鳴る)

*3段フランジ
取付可否 : ○
装着具合 : 6(ぴったりと装着出来る、標準のイヤーピースの品質が悪い気がする)
音質変化 : 7(低音が出て迫力が出る、標準ではモニター的な音作りだったが、ピースを変えた事でリスニング向きの音質となり音質改善)

最後に、ウチにあるリファレンスイヤホンを使ってみる。
(使わずとも予想は出来たが)

Klipsch CASTOM-2
P1020523_2
標準状態

P1020524
装着

*2段フランジ
取付可否 : △(無理に奥まで入れないとフィットしない)
装着具合 : 2
音質変化 : 1(音じゃない、雑音)

*3段フランジ
取付可否 : △(奥まで突っ込む)
装着具合 : 1(かろうじて入っている感じ)
音質変化 : 1(聞くに耐えない)

………

以上手持ちの13機種について検証したが、
イヤホンによってこれほどの差が出るとは考えられなかった。
特に3段フランジによるSE102の改善効果は絶大だった。
わざわざコンプライあたりを買うのもばかばかしくなるくらいに。

また、音の方向性そのモノが変わった、
RH-E01の3段フランジによる効果は非常に興味深い。
イヤーピースだけで音響にこれほど影響が出るのかとおもうと、
「物のとの相性」という言葉以外見つからない。

これらに共通するのはイヤホンドライバーからのダクトの長さ、深さの関係だろう。
これにマッチすればするほど効果が高いと思われる。
ダクトが浅く、径が大きい物に交換用イヤピースを付けても、
内耳との密着具合や、ドライバーから鼓膜までの距離で、
音質を下げてしまうと考えられる。

さて、これからイヤホンのアクセサリーでピース、チップ、パットなどの、
装着部位の交換というジャンルが確立されれば面白いな、と思った。

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コメント

いまさらですが、自分も本日買ってきて自分のイヤホンにつけたのですがどうもうまくいかず・・・w
それで、こちらのサイト様にたどり着きました。
やはりドライバーの長さなのですね・・・自分のもっているイヤホン(安物ですが)にはほとんど悪くなる一方で;;
というわけで、使わないのももったいないので、ひろひらさんのレポで高評価だったSHUREのSE102買ってみようかと思います!

投稿: じろー | 2011年1月21日 (金) 21時20分

コメント頂きましてありがとうございます。

記事の内容がじろー様のお役に立てたようで何よりです。

記事は2009年のモノですから掲載された機種も古くなりつつあります。

しかしながら、ここ最近の動きを追えば、
ようやくメーカー側もイヤーピースに目を向けるようになり、
スピーカードライバーだけでのゴリ押し音質ではダメだと気が付き始めたようです。

個人的な考えですが、
イヤーピースも音を伝播させる重要な部品と思います。
材質が硬めで密着性が良いほど音にメリハリが出て、
特に中低音~低音のスピード感はグッと増すようです。

ゆえにスポンジ状のイヤーピースは遮音性に優れますが、
低域の伝播については良くないと感じました。

おそらくですが、イヤーピースから耳道の皮膚そして肉や骨を、
中低音からの低域が鼓膜に伝わっているのかもしれません。

例えば、普通のスピーカーから音楽を流しているとして、
耳穴を指で差し込んで塞いだ時に聞こえる音質が、ソレなのかもしれません。

ただ単に耳道を空気の振幅が伝わるだけでは無く、
イヤーピースから体内へ伝播する回り込みの音もあると思います。

特に低域は指向性が少ないと言われますので、
肉体を通じた振動でも、普通に“イヤホンから出た音”として感じるのかもしれません。

そんなことを思いつつ、
色々と試していくのも面白いかもしれませんね( ^ω^ )ニコニコ

ゆえにFinal Audio Designの金属イヤーピースというのは、
1つの到達点なのかもと、興味があったりします。

ただ、ここのトコロはスピーカーばかり弄っていましたので、
今年はここらヘンで、イヤホン等への原点回帰したいなぁ、と考えています。

それでは、じろー様のオーディオライフが更に豊かになりますコトを祈ります。

投稿: ひろひら | 2011年1月21日 (金) 22時59分

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