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2009年5月12日 (火)

おのれの失敗ほど、笑える話はない

まぁ、早いこと言えば、失敗とリカバリーのについての記事だけど、
コレが自分が原因だと、笑い話にもならない、と言うお話。

午前中、いつものように自分に任せられている計測作業を行う。
この時は計測値の換算のために電卓を用いていた。

一通り作業をして行くにつれ、記録用書類と電卓の位置関係が悪くなり、
電卓が手の届く範囲にあったにもかかわらず、体勢的にはキーが打ちにくかった。

このため書類等をよけて電卓を引き寄せ、計測値を電卓に打ち込み、
計算式により計測結果を導き出した。
…まぁ、その時は不合格で、連続10回目の結果が「NG」ばかりだった。

それは作業上よくある事なので(しかし全体的に見れば十分な時間的損失)
その規定を外れた値を記録用紙に書き込むのも、大して気にもしなかった。

ところが先ほど電卓を寄せたために、記録用紙が少し遠目に位置していた。
そのことは気にもならず身を乗り出して記入欄に数値を書き込む。

それから、違う用紙に今の作業に掛かった時間を書き込まねばならなかった。


コレは一作業ごとの時間を計測して、標準時間との差を求めるモノだ。
これにより作業効率の目安となる必要時間が解るために、
自分が今どれだけ標準から遅れているか、進んでいるかを確認出来る。
そうやって、一日の作業内容を時間単位で決める事が出来るのだ。


だから自分としては書類書き込みの時間がロス時間にならないように、
時間記録用紙に素早く身体を向けて右手をそちらの記録用紙に移そうとした。
…その時、身体の向きを変えた事で、左の肘に何かが当たった。

メス

右手は記録用紙に届きシャープペンは紙の上に、

シリ

視線を手元から動かして左肘が当たったモノを確かめようと、

ンダ

反射的に左肘を元に戻す動作は無駄となり、

が落

シャープペンを持った右手は机から離れることなく、

ちた

落下していくモノを見送る事しかできなかった。

カシャーン!!

砕け散るガラス。
砕け散る思考。

もう、頭真っ白。

…メスシリンダーは必要不可欠な計測機器で、それの予備は無かったよなぁ。

5秒沈黙。

…あ~、今日の仕事、これで終わったなぁ。

そんな状態が今日の午前10時半の出来事だった。
このままでは、今やっている計測作業は停止してしまう。

5秒空白。

それで、はっ! と我に返る。
こんなボケている場合じゃない無いだろうが、オレ!
とにかく上司に報告して、代替えのメスシリンダーの手配を頼まなくては!

作業をしていた部屋から飛び出して、隣の部屋の電話にかぶりついた。
それをベテラン先輩(以下B氏)が見ていて、
「どうしたの?」
私 「メスシリンダーを落として割ってしまいました」
…そのまま気まずい雰囲気。

私 「とにかく上司に報告しますね」
B氏「ああ、何か代わりになりそうなモノでも探してくるよ」
それぞれ行動を開始した。

上司「そのメスシリンダーは他には無いんだよなぁ。
   以前調べて、無かったから購入したモノだから」
私 「それじゃ、何か代わりになりそうなモノは?」
上司「探してみるけど、たぶん無いだろうな~
   サンプル採取用の小分け容器とかはどうかな?」
私 「可能かどうか、調べてみます」

その後、上司が容器を手にして来場したが、
確かに小さい器だったのだが、容量を確認するためには大きすぎる。
…これでは、自分には正確に計測出来る自身がない。

私 「これでは、私では不可能です」
上司「そうか、無理か。
   直ぐに要求して、至急手配する。
   それまで何とか、代替えのモノを探してくれ」
そう言って作業場を去っていった。

B氏は先ほどから隣の部屋で何かを探しているようだ。

B氏「これじゃ何とかならんか?」
…指し示したのは試験管。
B氏「そこが丸いけど何かで固定出来ればなぁ」

しかしながら、固定出来ても試験管自体が大きすぎる。
少量を計測したいのに試験管では量の微調整が出来ない。
その微調整は注射器の針で行い(一滴単位)、
吸い上げるにも試験管では針先が液面に届かない。

私 「残念ですが、これではさすがに大きすぎます」
B氏「う~ん、なんか良いのもないかなぁ」


……
………

それで考えた。
闇雲に探し歩いていても、モノに当たる可能性がすくない。
先ほど上司が「他にはなかった」と言っていたではないか。
…それこそ、他職場、他所属まで虱潰しにしないと見つからない。
もっとも、それは必要だから他職場にあっても貸してくれる保証はない。

それで考えた。

考えた。

考えついた。

無ければ作るしかないだろうと。
では、何を改造すれば使えるのか?

結果、なんとかなった(;´Д`A ```

メスシリンダーの代替えは、
プラスチック注射器とキャップを用いて改造した、仮メスシリンダー。

作り方は、
まず、プラスチック注射器からピストンと針を取り外す。
注射器の針を取り付ける部分の筒を、カッターで切り落とす。
切り落とした孔をコンパウンドで塞ぐ。

それから適当な大きさのめくらキャップを捜してきて、
そのキャップの中にコンパウンドを詰め込む。

今作った注射器のシリンダーを逆さにしてキャップに取付。
さらに安定性向上に為、めくらキャップ底部にプラスチックの小板を接着する。

  ─┐  ┌─
   │  │
  │  │
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    │\_/│
    ┴────┴
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こんな感じだろうか。掛線がずれて見にくいが雰囲気はつかめると思う。
とりあえずシリンダーにも目盛りが記されているので使い勝手は悪くない。

結果的に、自分が蒔いた失敗を何とか収集出来て、ホッと安心する。
とりあえず接着が固定するまでは作業が出来ないので、
これを使った仕事は午後からとなった。

いずれにしろ、今回の件は効率を重視するあまり周囲に気を配れなかった事、
機器や書類の配置を考えていていなかった事などの、悪い部分が上がるが、
自分の不注意で周辺の人も巻き込んでしまい、非常に申し訳なく思い、反省した。

…「急がば回れ」とはよく言ったモノだヾ(_ _*)ハンセイ・・・

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コメント

 ひょうたんでスピーカー作って売っているサイトがあったよ。

 柿渋調べていたら見つけましたが、ひょうたんスピーカーで検索すると出てくるよ。

 

投稿: おかず | 2009年5月12日 (火) 22時13分

ひょうたんスピーカーは意外と有名ですね。
色々な制作者の手によって作られて、複数の会社で様々な製品が販売されてます。

まぁ、懐具合を考えて手を出すか出すまいか、そこら辺が悩みどころですがね(笑

いずれにしろ、こういった天然素材ベースの物は音がナチュラルになりやすく、聴き疲れしない暖かみのある柔らかな音色になりやすい傾向にあるようです。

クラッシックや室内音楽、スムーズジャズなどのゆったりとした演奏を楽しむには良いかもしれません。

…と言う事は、私のようにバリバリ音を鳴らしたい人には不向きかもしれません。
どちらかというとモニターライクな音作りで低音も高音も伸びるフラットで硬質な音の方が好みですね。

私のようなB級マニアとはチョット方向性が違うかもしれません。

投稿: ひろひら | 2009年5月12日 (火) 23時58分

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